晴れのち暴風雨、そして - 2011 第13節 東京vs湘南

東京1−1湘南
味の素スタジアム



朝起きると目に痛いほどの青空、快晴
前夜に洗濯したのにカラカラに乾いたジーンズを纏って、汗ばむ陽気の中、味スタへ
しかし、試合前に天候は一変
風が唸り激しい雨が叩きつける暴風雨の中キックオフ



開始43秒で1点を奪ったあと
我々の目を釘付けにしたのは今季初先発した田邉草民


左サイドとして起用されたのだが
むしろ引き気味にポジショニングし3ボランチ気味に
その動きは常に一番危険なところに顔を出し守備し
いて欲しいところにいて、球を受け攻撃の起点となる


彼の機転により中盤・前線が活性化
面白いように球が回り、各選手が自由に個性を発揮する



様相が一変したのは72分、田邉がベンチに下がってから
交代で入った谷沢の出来は悪くは見えなかった
しかし、それまで70分間行ってきたプレーを全員がそのまま続けてしまったのだ


選手が一人代わったのでは無い
全員に求められる動きが変わったのだという事に
ピッチにいる選手が気づかなかったように見えた



身体が疲れてくると頭も疲れるのはわかる
そういう時、やはり練習が物を言う
「小平(練習)は嘘をつかない」は、けだし名言であると実感した試合だった





試合終了とともに雨も上がってきた
ぐしょぐしょに濡れたジーンズを脚に張り付かせながら
この試合に感じた光を、空に観たのは気のせいだろうか


次節、因縁の地でその答えが出ると信じてる
クマ、頼むよ!



今日の1曲:吹けよ風、呼べよ嵐 by Pink Floyd