映画観てきた〜 ロックンロールは鳴り止まないっ & The Runaways

今年40本は映画観るぜ!と決意した物の
日記を読み返せば最後に見たのが2月27日(^^;)やべぇ…


震災以来どうも出不精で、こりゃいかんと
凍りついた心を溶かしにHOTなR&R映画2本立て!



・劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ



劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ 予告


【ストーリー】
鳴り止まない音。走り出す運命。“神聖かまってちゃん”の大規模なライブまであと1週間。


女子高生の美知子(二階堂ふみ)は“プロの棋士になる”という夢と、周囲の今時の高校生とのギャップに悩んでいた。ある日、彼氏に“神聖かまってちゃん”のライブに誘われるが、その日は自力で登り詰めたアマ王座決定戦・決勝戦の日で…。


昼は清掃業、夜はショーパブダンサーと朝から晩まで働くシングルマザー・かおり(森下くるみ)は、“神聖かまってちゃん”のネット配信に夢中な息子・涼太が保育園で問題を起こし、園長に呼び出されて厳重注意を受けていた。


神聖かまってちゃん”のマネージャー・ツルギ(劔樹人)は、メジャーデビューという華々しい状況下で奔走する中、新しい上司からバンドの売り出し方について不条理な難題を押し付けられていた。


別々の場所で、様々な悩みを抱える彼らとその周囲の人々。
そんな彼らのくすぶった心に、あらゆる形で“神聖かまってちゃん”の歌が着火し、それぞれの運命が一気に走り出す!遠くで、近くで、すぐ側で、彼らはそれぞれの「自分らしい生き方」を見つけることができるだろうか?


【監督・脚本・編集】入江悠
【出演】 二階堂ふみ
     森下くるみ
     劔樹人
     神聖かまってちゃん(の子 mono ちばぎん みさこ) 他


渋谷シネクイントで10時15分の回
200席ほどのスクリーンに約20人くらいの観客
男女比は6:4くらいで年齢層は20〜30代中心



SRサイタマノラッパー」を観てから入江監督の大ファンの私
前夜からまるでライブに行くかのようなたかまり
「映画を観に行く」ではない、そう僕は彼らに会いに行ったのだ



サイタマノラッパーでもそうであったが、この入江監督という人
痛すぎて、みっともなさすぎて、いろんなものを示唆していて
だからリアルすぎて観ているのが辛くなって、でも目を離せなくなるほど愛しい
そんなキャラクターを描かせたら、今日本で一番の監督だと思う


そして聴いてもらえばわかると思うが、そんな痛いキャラクターがそのまんま歌ってるバンド
それが「神聖かまってちゃん


その2人(組?)がコラボレーション。それだけで企画は成功でしょ(笑)
今作品観終わった瞬間、小さくガッツポーズ
「入江監督やったねっ!これ最高!!!」(笑)



それぞれの主人公が抱えるそれぞれの事情やそれぞれのままならない現実
3人とも困っている。3人とも行き詰まっている。3人とも途方に暮れている。そして、3人とも憤っている
その姿を歌ったものこそがロックであり、そんな3人の俯いた視線を上げさせ、前に進ませたものこそロックの持つ力なのだ


それらの姿を映し出す入江監督の手腕の秀逸さ
特に、iPhoneで中継をじっと見つめ「最高の舞台頼むね」といわれた時の森下くるみの「OK!」の一言で、もうこらえきれず号泣メーン。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン



行き詰った時、息苦しい時、ふと流れてきた曲に勇気付けられた記憶はないだろうか
落ち込んだ時、くすぶっている時、心に再点火させ立ち上がらせる、そんな音楽の思い出をお持ちだろうか
そんな時に「自分らしい生き方」を思い出させ突っ走らせる音楽をロックンロールと呼ぶ!(俺定義w)
間違いなく本作品はロックンロール賛歌なのだ!



遠くで、近くで、すぐそばで
ロックンロールが鳴り止まないあなた m9っ`・ω・´)シャキーン
今すぐ観ろ!聴け!そして泣け!
お勧めです!!!




ロックの力を謳っておいて大金かけてロクでもない映画作った某監督はどうみるかなこれ…
入江監督の爪の垢煎じて飲ませて貰えよ堤!


あ、堤って言っちゃったね(・∀・)テヘ




・The Runaways



The Runaways 予告



【ストーリー】
1975年、ロサンゼルス。
音楽好きなジョーン・ジェット(クリステン・スチュワート)は、ロックをやりたいと周囲に訴え続けるが、誰からも相手にされずにいた。
そんなある日、出会ったのは敏腕プロデューサー、キム・フォーリー(マイケル・シャノン)。
男社会のロック界に、10代の女性だけのバンドをデビューさせれば売れると考えたキムは、ジョーンを筆頭にメンバーを集める。
だが、それだけでは何かが足りない。それは、グラマラスでセクシーなヴォーカルだった。
同じ頃、シェリー・カーリー(ダコタ・ファニング)は、“普通でかわいい女の子”でいる自分に違和感を持っていた。好きな音楽を共有する友達もいない。
ある日、親の目を盗み、思い切り派手なファッションとメイクで出かけたクラブで、キムから声をかけられる。“君こそ求めていたヴォーカルだ”。
男勝りな格好のジョーンたちに女性らしいルックスのシェリーが加わり、最強のガールズバンド“ランナウェイズ”が誕生。
活動を始めた彼女たちは、男たちから差別を受けながらも着実に実力をつけ、その人気は世界中に広がっていく。
だが、すべてが順調に進み始めた頃、シェリーの父親が倒れる。
自分だけが自由気ままに生活しているという罪悪感と家族への愛、一方で自由になりたいという感情の板挟みで、次第に精神のバランスを崩していくシェリー。
またバンド内でも、シェリーのルックスばかりが注目を浴び、色物扱いされる苛立ちと嫉妬から、軋轢が生まれてくる……。



【監督】フローリア・シジスモンディ
【エグゼクティブプロデューサー】ジョーン・ジェット
                ケニー・ラグナ
【脚本】フローリア・シジスモンディ
【原作】シェリー・カーリー
【出演】クリステン・スチュワートJoan Jett
    ダコタ・ファニング(Cherie Currie)
    マイケル・シャノン(Kim Fowley) 他



続けて渋谷シネクイントで12時15分の回
200席ほどのスクリーンに約20人くらいの観客
男女比はほぼ同数くらいで年齢層はやや高め
ランナウェイズをリアルタイムで見た世代中心(笑)



ランナウェイズのボーカルであったシェリー・カーリーの自伝「Neon Angel」をベースに
プロディーサーにギターのジョーン・ジェット姐さんを迎えての映画化
バンド結成から解散までの物語



まず一言
ダコタ・ファニングっていったら「I Am Sam」やトワイライト・サーガシリーズの清楚な超美少女ですよっ!
それが…それが、こんなのを↓↓↓↓↓ やっちゃったんですよっ!!!


参考資料 Cherry Bomb by The Runaways


(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ
おぢさん大興奮。もうはなぢブーですよ!!!

(おちけつ俺!)



冗談はさておき、ダコタ熱演してます
ほんとシェリーそっくり!
そしてそれ以上なのがジョーン・ジェット役のクリステン・スチュワート
本当にそっくり!
びっくりしました。まるで本人が若返って演じているかのよう!



ランナウェイズを子供の時代にテレビ見た記憶があるのですが
すごい大人のお姉さんだと思ってたら結成当時まだ15、6歳だったんですね
なんと映画のスタートはシェリーの初潮シーンから(^^;)


また当時のアメリカってものすごく進んでいた印象なのですが
実はむちゃ保守的で、ロックは男のもの
女性が革ジャン着るのなんてもっての他という時代
ましてエレキギターを弾くなんて!


それをNHKで全国放送してしまった日本の方が
ある意味進んでた!?(笑)



そんな時代に殴りこみをかけた彼女たちをプロデュースしたキム・フォーリーをマイケル・シャノンが熱演
ある意味狂人です(笑)
練習と称して演奏以外にやらせたライブ対策は爆笑物!
そして名曲Cherry Bombはシェリーに歌わせる為に即興で作った裏話や
彼女たちを売り出す為に熱く語る下ネタの数々!
彼無くして彼女たちの成功はありえなかった事が綴られて行きます
ある意味影の主役!



アメリカのドサ廻りから日本公演、そして解散まではストーリー通り
しかし、解散の一因として日本人カメラマンが絡んでいたとはびっくりだぜ!
(多分、篠山紀信さんだと思いますがw)



解散後、音楽の夢を捨てきれず苦悩の中で生み出した
ジョーン・ジェットの名曲「I Love R&R」に号泣。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン


その曲をラジオで偶然耳にした、普通の女の子の道を歩み出したシェリーが
ラジオ局へ電話を掛け、解散後初めて会話するシーンは感動もの


ガールズロックの歴史的資料として
お勧めです!!


ダコタのセクシーシーンに期待して行くなよ
絶対だぞ(笑)




今日の1曲:ロックンロールは鳴り止まないっ by 神聖かまってちゃん