UNCONTROL - 2011 第5節 東京vs北九州

東京2−0北九州
味の素スタジアム
(自宅でテレビ観戦)


よく観掛けることだけど
気持の入りすぎた激しいプレーは時として
ただ荒いだけのプレーへとデグレードを起こす事がある


北九州はコンタクトを厭わない
激しいプレーが信条のチーム
その点について口を挟むつもりはない


が、激しいコンタクトプレーは
常にファールトラブルというリスクを背負っている
しかし、それも審判の裁量次第というのが今回のミソ



試合開始すぐから北九州の激しいチェイスとコンタクトは始まっていた
しかし、前半はそれでもまだ良かった


後半始まってすぐ、東京が椋原のロングシュートで先制すると
HTの三浦監督の指示によって
1on1のコンタクト勝負を命じられていた北九州のメンバーは俄然ヒートアップする


ここで岡部主審には気づいて頂きたかった
積極的にファールを取る事で、カードを出す事で
ゲームをコントロールしなければならない時もあるという事に…
ゲームの流れが変わったという事に気づいて欲しかった


その後の流れの一例を挙げよう


57分、ハイボールに頭から飛び込んだ谷澤に
北九州の選手が谷澤の顔の高さでハイキックを仕掛けた
もちろんファール、しかしここでカードは出なかった
それまでも削られ続けていた谷澤の猛抗議も岡部主審は却下する
だが、この場面こそカードを出すべきだったと僕は思う


その後、谷澤が、森重が連続して
プロフェッショナルファールと言えば聞こえの良いファールで削られ続ける
ここが2番目のカードを出すべき場面であったと思うが、岡部主審はここでも出さなかった


そして62分、バウンドしたボールの落下点にいた北九州の選手に対して
谷澤が足の裏を見せてハイキックを仕掛けたのだ
当然ファールである。岡部主審も笛は吹いた
しかし、誰もの記憶に残っている、つい先ほど(わずか5分前!)と同じプレーに岡部主審はカードを出す事が出来なくなっていた


観た感想を正直に言おう
谷澤のこのプレーはレッドカードが出てもおかしくない『報復』だろう
しかし前述の通り、岡部主審はレッドはおろか、イエローすら出せなくなったのである


岡部主審は信頼を失い、試合をコントロールする事が出来なくなった
両チームの選手・サポータのフラストレーションは溜まり続け、ゲームは荒れた


その後カードの出た時間を見て欲しい
65分 田邉
69分 長野
70分 大島


まとめ打ちである
これで75分に石川→羽生→谷澤→ルーカスと繋いだ
あの芸術的得点が無かったら…


何より怪我人が出なくて本当に良かったと思うし
このリーグの終盤、ただでさえカードの累積が気になる時期に
これ以上のカードが出されなくて良かったとホッと胸を撫で下ろした



余談ですが
前半の谷澤のPAのはシミュレーションとってもおかしくなかったし
後半の北九州のは今ちゃんの足がかかったPKだったと思いますよ(笑)



今日の1曲:UNCONTROL by GACKT