Daydream believer - 2011 第20節 大分vs東京

大分0−0東京
大分銀行ドーム
(八坂・エルウッズでTV観戦)



人もボールも良く動くサッカーは楽しい
シュートまでの工夫を凝らし、勝ちへの執念を見せるサッカーは美しい
たとえそれが引分けで終わろうとも




「ボールをポゼッションし、相手を動かし身も心も疲れ果てさせ、勝ちきるサッカー」
「9人でがっちりブロックを作り、出足鋭いカウンターで得点を奪うサッカー」


互いの思惑通りに進行した90分間


スペースを作り走りこみ、パスコースは2つ以上作る
あらかじめ予定されていたかのように
まるで作戦ボードの上に描いた線をトレースするように
選手が動き、ボールが足に吸い込まれ、美しい幾何学模様をピッチに描き出す



15回もCKを蹴り
19本のシュートを放ち
1点も取れなかったのは苦笑するしかないんだけど…


勝ち点2を失った試合と評する人もいるだろう
長いシーズンの末、たった1勝の差で天と地程の結果が出てしまう事だって忘れていない


それでも、人もボールも良く動くサッカーは楽しい
それでも、幸せな90分間だったんだ



そんなふうに何度も録画を観返しながら思ってしまうのは
やっとやりたい事が自然な形で出来るようになって来たから


そしてなにより『あの頃』を一緒に闘った宮沢の笑顔がピッチにあったから
…というのは少々ノスタルジックに過ぎるのかもしれないな(苦笑)



今日の1曲:Daydream believer by The Monkees