Time to say Goodbye - 2011 第36節 鳥取vs東京

鳥取1−5東京
とりぎんバードスタジアム
国分寺・HEAVENにてTV観戦)



そこだけ時が止まったかのような滑らかな弾道を描いて
肩の力を抜いた森重真人の右足から
シュートと言うよりゴール右上へのパスが吸い込まれた



わずか3日前だった
天皇杯とは言えJ1の神戸との試合で
自らのミスで点を奪われ延長戦へ


死闘を制し殊勲の決勝ゴールをあげたにも関わらず
サポの声にも応えないで、下を向き黙々と引き上げていく
森重に笑顔は無かった



多分チーム全員が同じ思いだったんだろう
執拗で激しい球際
二人、三人と群がるプレス
奪うやいなや人数をかけた一気呵成のショートカウンター


全て神戸戦で感じたJ1の厳しさを
今日の試合の先にある戦いを見据えて
鳥取を相手にやって見せた我が東京


J2もこの試合を入れて残り3試合
しかも引分けでも昇格がきまる
そんな特別なシチュエーションの中でさえ
個人として、チームとして課題を見出し成長して見せたのだ



美しい弾道のフリーキックを決めたあと
小さくガッツポーズをしエンブレムにキスをした森重真人
仲間とサポの祝福に微笑で応えた



昇格の決定と共に
その我がチームの力強さが誇らしく
ただ、ただ涙が流れた


昇格おめでとう!
ありがとうJ2!
お世話になりました!!!



今日の1曲:Time to say Goodbye by Sarah Brightman Andrea Bocelli